「コックリさんの”正体”」


まず、本来であれば、指を乗せた硬貨が勝手に動くという事
はありえない事で、参加者全員が正直者であれば、硬貨が動
かないというのが唯一の正解です。

硬貨が動くのは、参加者の中にいる明確な悪意を持った人物
の仕業なのです(主にコックリさんをやろうと言い出した人
物の場合が多い)。

結末はコックリさんがおとなしく帰るか、絶対に帰らないか
の二つに一つしかありません。

犯人は参加者達がパニックになっている様子を見て内心、ほ
くそ笑んでいるのです。

もしくはパニック状態になった参加者たちの姿を見て、性的な
興奮を覚える人物もいます(自覚が無い場合も有り)。

あるいは、自分にとって都合の良い事実しか認識できない人物
が勝手に動いていると思い込みながら自分の手で動かしている
場合もあります。

自動筆記等も、間違いなく自分が意識的に手を動かしているの
にもかかわらず、当人は自分の意志では動かしていないと勝手
に思い込んでしまうようです。

本当に霊が硬貨を動かすのあれば、参加者が硬貨に指を乗せる
必要は無く、自動で動き出すはずなのです。

コックリさんを考えた人物は参加者を何らかの意図によって
先導する目的で考え出したと考えられます。

つまり、コックリさんは先導者の悪意を形にするツールでしか
ありません。

集団パニックを引き起こす以外にも、特定の人物に対してイジメ
を誘導する事に利用される事もあったでしょう。

悪意ある人物の悪意そのものがコックリさん(低級霊、動物霊)
の正体であると言い換える事もできます。

ほとんどのケースにおいて、呼び出された体の霊(?)がおとな
しく帰る筈もなく、集団パニックを引き起こす事例が多い事から
学校等ではコックリさんの様な交霊術が禁止されるようになった
のです。

ちなみに、筆者は集団パニックになった現場にいた事も、誰かが
仲間外れになるように誘導されていたのを実際に見た事もあります。

なによりも一番恐ろしいのは、人間の悪意だという結論になります。

以上、参加者のプラスになる事は全くありませんので、みなさんも
交霊術は絶対にしないでくださいね。

2024/8/4