【『山梨県道志村キャンプ場女児失踪事件
に関する考察(補足編)』】

以前にも別の記事で書かせていただきましたが、筆者には霊感
のような力はまったくありません。しかし、道志村キャンプ場
の失踪事件に関しては、当時から人の気配というか、第三者が
失踪に関わっているようにはどうしても思えませんでした。

ですが、現在でも誘拐事件説を強く信じている方も多いので
はないでしょうか。

これは正式な名称ではなく筆者が付けた造語になりますが、

”代理児童虐待妄想”

という、児童が行方不明になったとメディアで報道された時
に児童の性別にかかわらず、突然現れた、凶悪な児童性愛者
に誘拐、監禁されて酷い目に遭っているという方向に安易に
持って行ってしまう集団心理が働きます。

特に十年以上も前に犯人が死刑となった80年代後半に起
こった有名な連続児童誘拐殺人事件によるあまりにも強い
影響で、どうしてもまた、同様の事件が発生したのではない
かと考えてしまう傾向があるのです。

もちろん、過去に起こった児童の失踪事件の中には実際にその
様な最悪なケースに当てはまる事例も実在するとは思いますが、
全ての失踪事件が第三者によって起こされた人為的な事件で
あると断定するのは、事件の解決を遅らせてしまう要因にも
なるのではないでしょうか。

筆者が憂慮しているのは、子供やその家族が多く集まる場所
で、まれに起こってしまう、特定の児童がひとり孤立状態に
陥ってしまうケースです。

実際に、筆者も幼い頃に複数回、その様な状態になった事が
あり、周りが構ってくれないので、一人で適当に歩き続けて
いる内に迷子になった事がありました。

周辺の大人たちと子供たちは、明確な悪意を持ってその子を
疎外していた訳でもなく、本当になんとなくで、流れでその様
な状態になってしまう事がままあるのです。
そして、当然のように自覚もなくその様な状態になった児童
は誘拐事件や遭難等に遭遇する危険が極めて高まります。

とにかく、世の親御さんは人が集まるイベントやキャンプ
などに参加する際は、常に過保護な位に自らの子に注目して
おくことが子供の失踪を未然に防ぐ最適な方法となるのです。

最後に、結果論ではありますが、失踪事件から程なくして、
現地で台風や豪雨による土砂災害が起こったという情報が
ありますので、Aさんはやはり山中での遭難後に土砂災害に
よって地中の中に埋もれてしまったのではないかという見解
に終始するのです。

著者:naya
作成日:令和6年7月4日

※7月5日 一部記事を修正しました。

2024/7/4