管理人の病気について(長文)

別に隠していた訳ではなかったのですが、なかなかお話
する機会が無く、一度も書いた事がありませんでしたので、
今回は管理人の病気について少しお話していこうと思います。

自分は10年ほど前から数年間の間、部屋からほとんど出る
事ができない完全な引きもりの状態でした。
基本的にはトイレ以外はまったく自分の部屋を出る事が
出来ませんでした。
そして、今になって考えると信じられないことですが、
一年近くまったくお風呂に入らない時期もありました。
その時は、体に異変が起こることは特にありませんで
したが、気持ちの変化があり、がんばってお風呂に入った
時は、足の裏の角質が分厚くなっていてスゴイ事になって
いた記憶があります。

それから数年経った頃、あまりにも辛くて精神的にも肉体的
にも本当に限界が来ていた時に家族に強くお願いして、メン
タル系の病院に通院するようになり、それから数年の時間を
かけて今の病院に行き着く事ができ、お薬を処方してもらう
ことで症状が少しずつ改善していきました。

自分が診断された病名は”統合失調症”という病気でした。

自分の場合は、異常なまでの考えすぎと被害妄想が主な症状
で、比較的に他人に迷惑をかけるタイプではなかった事が
唯一の救いでしたが、今、振り返ってみると家族には本当に
迷惑をかけたととても後悔しています。

具体的な症状の例を挙げますと、酷い時は寄生虫が気になって
食事を取る事ができなかったり、食べている途中で気持ちが悪く
なる事もよくありました。後は他人にどう思われているのかが
気になって、コンビニで買い物をすることも一切出来ませんで
した。
そして、毎日、毎日、ネガティブな事を考えては自分で自分を
精神的に追いつめていたのです。
あと、これは軽いものですが、自傷行為もしていました。
私の場合は手首にカッターで血が滲み出る程度に何本も浅い
傷を付けていたことがありました。

引きこもりに関して、みなさんの中には働かないで楽をして
いるなと批判的に思われる方もおられるかもしれませんが、
これは人によって個人差がありますが、引きこもりは酷い場合
では”自分で自分の事を独房に監禁”しているのと同じ状態と
なり、とても正常な精神状態ではいられない辛い状態になる事
があるのです。
そして、部屋を出たいのに出られないという矛盾した状態から
抜け出せなくなるのです。
もしも独房に人を監禁する事が精神的にまったくダメージの
無い行為なのであれば、過去に行われていた刑罰や拷問として
独房に監禁する事はまったく意味のない行為だったという事に
なります。

少なくとも私にとっては発狂してしまうほどに辛い、地獄の
ように辛くて長い数年間でした。

そんな自分ですが、現在は、必ず月に一度の通院をしながら、
処方されたお薬をしっかりと飲んで、家事をして細々と生活
をしています。

一応お願いをしておきますが、自分が現在、処方されている
お薬の種類に関してはお答えする事は出来ません。
なぜなら、これはメンタルの病気に関わらず、同じ種類の病気
でも、人によって体に合う薬の種類と用量はまったく違うと
思いますので、自分に合ったお薬に出会うまでは根気強く通院
を続けるしか方法が無いからです。

現在はお薬を飲んでいる限りは、他の方にご迷惑をおかけする
様な事はありませんので、誰かに少しでも楽しんで頂ける事は
ないかと日々考えながら、ネットで小さく活動をさせていただ
いている次第です。

それでは、最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
これからもnayaらぼをどうぞよろしくお願いいたします。


2024/6/9